2019年9月12日木曜日

1年生北方少年少女塾



 9月11日に1年生は根室市が主催する北方少年少女塾に参加して北方領土について学習をしました。午前中に北方四島交流センター(ニホロ)で歯舞群島の元島民2世の方に講話をしていただきました。その方が語る中で「若い女性は身を守るために髪を坊主にした」「旧ソ連が侵攻するまではソ連の方々と仲良く生活していた」などの内容があり、生徒たちは驚きの表情や悲しみの表情を見せながら真剣に講話を聞いていました。
 また、午後には納沙布岬に行き、実際に北方領土を確認したり、北方領土資料館で北方領土の自然などについて学習を行いました。この日は霧もなく、歯舞群島の1つである水晶島が肉眼ではっきりと見え「車が動いている!」「えんとつから煙が昇っている!」と、北方領土の近さを実際に体感することが出来ました。今回の学習を活かして、根室に暮らす生徒が「近くて遠い北方領土」について、単なる歴史や政治的な問題として捉えるだけではなく、暮らしに関わる漁業や美しい自然など様々な角度から北方領土問題について考えを深めてもらえればと思います。

   

1年生遠足






 9月10日に1年生は総合的な学習の時間の一環として、根室市内で遠足(調べ学習)を行いました。この日までに生徒は「根室の魅力って何だろう?」を軸に学習活動を進め、自分たちが根室で調べてみたいことを計画してきました。当日は、午前中に学年全体を「厚床方面」「納沙布方面」の二つに分けてバスで訪問し、午後には生徒が各グループで学校周辺の調べたいお店へ訪問をする活動を行いました。この学習を通して、普段何気なく暮らす根室を「魅力」という視点で見ることで、地域の良さを再発見し、次年度以降予定されている宿泊研修や修学旅行に活用して、3年間通した学びになるように願います。